160521 初の高田世界館で「氷の花火 山口小夜子」を観る

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土日。「研究室でやることをやる」が基本ですが、平日のように朝から晩まで研究室につめるのではなく、少しの時間でも外に出て何か活動的なことをしたいと思ってはいます。

今日は、今週わたしが福島に帰らないことを知っていて、水落さんがわたしを昼食に誘ってくださいました。わたしが、こうして上越の生活を楽しんでいられるのは、わたしがぼうっとしていても、水落さんや片桐さんを始めとする方々が誘ってくださるからです。この歳にして、気兼ねなく、パッと話せる、遊べる、友人を持てたことに感謝します。

水落さんが、紹介してくださるお店は、いつも間違いなく、美味しいです。舌が越えていて、情報入手が鋭いって、すごいこと。わたしには、「上越のお店は美味しい」という情報が益々インプットされていきます。

夜は、あの「高田世界館」へ。現存する日本最古の映画館として、あの松坂桃李さんも訪れてテレビで紹介されていました。もともと、福島にいるときからNHKの番組で観て知っていて、こういう劇場を大切に残せる上越の文化ってすごいなぁと思っていたのです。上越に住むようになったら、早めに観に行こうと思っていたのですが、やっと実現。この時期になってしまいました。

キャンピングカーを持ちつつも、インドア派なわたしは、映画鑑賞は趣味の一つ。いい映画、自分の感性に合った映画を観たいです。

そこで観たのは、「氷の花火 山口小夜子」。こういう映画は、大規模の商用ベースにのった映画館ではなかなか上映してくれないでしょうね。たぶん、福島に住んでいたら観られなかったかな(あっ、でも福島には福島フォーラムというこだわりの映画館がまたあるのでそこでチョイスしてくれてるかもしれません)。

ま、ふと思い立ったら、10分程度で映画に行けるという環境はわたしには初めてなので、そこの感覚が大きいかな。

内容は……。よかったです。すっごく。フィルム自体は古い感じがあって、粗いわけですが、それをすべてフォローしてしまうほどの山口小夜子さんの存在感。
山口小夜子といえば、わたし的には、中学校時代にDCブランドの時代が到来するわけですね。1980年初等だと思います。山口小夜子さんは1970年代から活動を始めるので、世間的にはブレイクした後の頃になるのでしょうが、すでに伝説のモデルとして取りあげられていました。同じ日本人で、同じ空気を吸っている人とは思えない感覚でしたね。残された映像や画像、インタビューを通してその半生というか生き方に迫った映画です。

そうかぁ。57歳で亡くなったのですね。自分が50歳になり、「生きる」という意味が一日一日大きくなっています。細かいところでいろいろと語り続けることができますが、一つだけ。
年齢を重ねていっても、オバサン化しないあの感覚。いいなぁとすてきだなぁと思いました。オバサンを否定しているわけではなくてね。すてきなオバサンもたくさんいるから。また、若い頃はオバサンの雰囲気のかけらもなかった人がある年齢をすぎてオバサン化して、それがとっても素敵というときもありますよね。(これ、女優に見たてると面白いです)
でも、山口小夜子さんは、自分をオバサン化しなかった、というかその方面の感覚、生き方は全くなかった……そういうところがわたしは憧れます。好きです。わたしも、そうなりたい。
(あっ、オバサンを連呼してますが、これ、オバサンのところをオジサンに代えてももいいわけです。)

さて、次にいきますか。うんうん。


© Takayuki Abe 2016