160607 若い方のやる気吸収力の凄さ!

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新潟市にある学校を訪問してきました。そこで、教職経験3年目という方の社会科授業を参観させてもらいました。

いやはや、すごい!

わたしたち(成功する『学び合い』シリーズ)の本をしっかり読んでくださっていて、それをテキストに参考に、『学び合い』をされています。

「目標と学習と評価の一体化」というセオリーをしっかり念頭に置きながら、学習活動に自分のオリジナルのワークシートを使っていました。そのワークシートを使うのは今日が初めてだったらしいのですが、そのワークシートが上手くできています。

本日の学習部分の教科書内容を読み取るわけですが、ワークシートには質問に答えるような吹き出しのような形になっていてそこを自分(たち)の力で考えて、解いていきます。

評価の部分では、割り箸くじ(上の写真)で解答者を指名し、」授業者(担任の先生)がワークシートの質問の部分を聞きます。指名された子は吹き出しに書いた部分を答えるわけですが、「インタビューに答える」というちょっとしたロールプレイ的な形になっているので、ワークシートを見ないで答える(つまり、理想としては会話調で答える)ようにすることを求めるわけです。これを、もちろん、授業の最初に子どもたちに伝えての学習活動開始です。

学習活動時間は、子どもたちはワークシートの吹き出しに解答を考える、書く、ということとそれができた子どもたちはそこかしこで、互いにインタビューの練習をし始めるという寸法です。

これ、上手く考えられてるなぁ。教科書を読み取るだけでなく、その部分を頭の中に入れる(覚える)、そして、自分の言葉に転換して表現するということまでできるのですよ。すごいです。

ワークシートって、そのまま教科書のどこかの部分を映し出して終わりという感じになるときがあるじゃないですか。そうならないような仕組みになっています。すごい!

もちろん、こういう実践は探せばどこかにあるかもしれませんし、そういう先行実践を探すということも力の一つです。この授業者は「わたしが考えました」とおっしゃいました。世の中のどこかに似たような実践はあるかもしれませんが、まずは自分で考えて見たという事実。ここがすばらしいです。

社会科の『学び合い』って難しいと言われます。算数のように、課題がシャープ(できたかどうかはっきりする)わけじゃないことが多いし、できたかどうかはっきりわかる課題にしたとき、あまりにも当たり前すぎる課題になって子どもたちがワクワクドキドキに活動してくれないときがあります。

それを、十分クリアしています。そして、これがこの学習活動をする初めてのことだったということですが、毎回、これでは考え物かもしれませんが、しっかりと計画を練ってこの学習活動を定期的(この学習活動に適した時間)に取り入れていくことで子どもたちの読み取る力、知識量、表現力が身につくと思います。

これが、教職3年目の方とは末恐ろしい……。

この立場になって、授業を参観するのがとっても楽しくなりました。なんだろう……。自分が現場にいたときは、他人の授業を見るのってあまり好きじゃなかったのですけどね。

子どもたちが、先生が、学習課題に向けて一生懸命取り組む姿。大好きです。わたしは、そこでがんばっている先生方を勇気づけるのみ!

そうそう。この授業、普段の授業の一つなのですよね。こんなに日常の授業の質が高いとこれからが楽しみです。少しずつ少しずつ大きな変化がやってくるんですよ。たぶん。


© Takayuki Abe 2016