20170122 人生を思うがままにしたその時

本日の平野美宇選手にはびっくらこいた。
昨日のエントリ「20170121 人生は思い通りに行かない、だから……」となんだか、自分でもわからない形でリンクするけど……。

昨日の時点で、このような幕切れになるとは……想像も付かなかった。
とにかく、石川佳純選手を圧倒した試合であった。

−−−以下は、わたしの勝手な想像、思いであることを強調しておく−−−

平野美宇選手がこのように「強く」なったのを感じさせたのは、たぶん、昨年のこの大会で2位になったとき。
(昨年の大会で2位になったとはいえ、その前にオリンピック代表は決められてしまっていた)
その前も、その年代にしては強い選手であったが、世界選手権代表にしてもらって中国選手と戦ったときなど、なんとなく代表にしてもらっただけという感じでどう見ても勝つ雰囲気は皆無だった。

しかし、昨年のこの大会で伊藤美誠選手を圧倒して勝った試合で伊藤選手に「中国選手と戦っていたみたいだった」と言わしめるほど攻撃的になった。

ボールの打球点を前に置き、とにかく前へ前へ攻撃するようになったのはわたしのような素人から見ても明らかだった。
しかし、「前に」というのは簡単で、後ろに下がらない、前で打つということはそれだけ速い段階でボールに触ることがひつようになるわけで、めちゃくちゃたいへんなこと、努力が必要だと思う。

錦織選手が、今の世界ランクをキープしているのも、他の選手よりも前でプレーしているからと聞いたことがある。

それに、加えて、「気持ち」であろう。
平野選手は、この大会に入ってから「優勝したい」と公言していた。
オリンピック組ではない平野選手だからこそ、石川選手を本気で倒そうと思うことができたのか。

例えば、男子を見ると、どれだけの人間が本気で水谷選手を倒すと思っていたことだろう。決勝で戦った「吉村選手も、がんばる、勝ちたい」というようなことを語っていたが、明確に倒す、勝つ!という言葉は聞かなかった。

この本気度が、平野美宇選手だけが違うものを持っていたと言うことが言えるのではないか。

これがまぐれだったのか、勢いだけだったのか、これからが本当の本番である。今後、石川選手と戦って再び勝つことがあれば本物だろう。
ただ、また立場が代わるわけだ。
追う立場の方が、後先のことを考えなくてよいから勢いで戦える。
「守る」心が芽生えたとき、どうなるか。

現に、世界ジュニア選手権では、皆、平野美宇選手を倒そうと向かってきて、結局力を出せずに調子を落とした。

女子選手の中では、石川選手だけが頭一つ飛び抜けているように見えたが、今や本当に本当に群雄割拠の時代に入った。これからが楽しみだ。

さて、男子……。
水谷選手の一人勝ち状態は続く……。

平野選手からの学び。
目標を明確に持ち、
達成するための方策を練り、
しっかりやり遂げること
その際、臨機応変も忘れない
そして、根底に強い思いを持つ。

そしてそして、よい経験も残念な経験もしっかり次へと生かすこと。
これがポイントである。

© Takayuki Abe 2016