20170411 今年度第1回の学部ゼミ

昨日、今年度第1回の学部ゼミを開催しました。
4年生1名、3年生4名でのスタートです。

正直、自分の中で「ゼミ」の形をはっきりさせないままでの出発となりました。学生さん達にもこのあたり自分なりに丁寧に話しています。流れとして、自分自身学部生、院生の時にゼミを経験していないということがあります。そして、自分のゼミの薄さを払拭すべく昨年度、本学教職大学院でいくつかの研究室のゼミにおじゃまさせていただきました。それぞれにすばらしいゼミを展開されていました。ここはもうめちゃくちゃ参考になりました。が、それらのゼミの物まねであってはいけません。これ、対抗意識で書いているのではなくて、自分の中にすっかり消化した形でないと真似も一部分を取り入れるもできないですよね。

わたしのスタンスは、一人一人の「思い、願い」を達成させるための「助け」になることかなと思っています。これ、ちょっと(小学校現場にいたときの自分もそうでしたが)「要求が高い」可能性があります。人間、他者から目標を設定されてその都度、せっつかれて……という形の方が、「嫌な気分」にはなるかもしれませんが、その目標を達成する可能性は高いように思いますし、なんとかやり抜けるように思います。

わたしは、そこをしないわけですから……。

「個人」と「集団」にも敏感でありたいですね。「協働」「協同」「協力」「協調」……などと連呼されると、なぜか、「同調圧力」的になってくるときがあります。「滅私奉公」にならないように。極端に触れると、太平洋戦争前後の日本のようになってしまいます。

まず、「個」ありきです。それで、その「個」を認めるところでの「協働」「協同」「協力」「協調」……などがあるはずです。だからこその、多様性でありインクルーシブなはず。

さてさて、そんな悩む私が、昨日進めたのが、大きく2点。

一つは、自分の1年後(3年生の場合は2年後)を想定して、その都度細かい目標に下ろすような目標達成シートを作成してくること(そして、随時アップデートしてかまわないので作成していくこと)。形や進め方は、異なるかもしれませんが、生徒指導の神様と言われた「原田隆史」先生をイメージしています。
自分自身で納得のいく、目指したい目標を設定し、それに到達するための手段を日々意識することで、そこに近づけるのではないかと。
わたしは、そしてゼミは、個々の目標を達成するための応援団となることにします。
この「目標」は、その学生さん一人一人が真剣に考えてきたものであれば、基本的に何でもオッケー。(もちろん、社会的に外れているモノや犯罪に関係するものは認めません。)
こういうところに「質の高い低い」は考えません。
そろそろ、山を見て、低い山よりも高い山に登る方がよいという考えをやめたいですよね。

二つは、これは、ちょっとわたしの「強引な希望」を飲んでもらいました。「サイボウズLive」というグループウエアを使いたいということです。
この日から、実質「阿部ゼミ」がはじまります。
しっかりと、記録等をとっていきたいのです。
他の研究室だと、メーリングリストでやりとりしているのでしょうか……、それともその都度、どこかのサーバにHDDにデータの保存をしているのでしょうか。
わたしは、ずいぶん前から、個人的に「サイボウズLive」を使っています。東北青年塾の打合せの一切をここで行っていますし、かつて、「協同学習」の本を編集するときはこの「サイボウズLive」で情報と原稿の一切をやりとりしました。
正直、インターフェイスがわかりにくくて(わたしにいわせればちょっと古くさい感じがします)そこはどうかなぁ……と思うのですが、「スケジュール」「掲示板」「Todo」「共有ファイル」「チャット」等々無料でできるのはお得です。そして、パソコンだけではなく、「iOS版アプリ」「Android版アプリ」があるので(このインターフェイスもパソコン以上にちょっとイマイチ)いつでもどこでも、情報のやりとりができます。
データが「フロー(流れる)」のではなく「ストック(蓄積)」できるのがよく、「検索」ができるのが魅力です。
ゼミを始めるとき、ここだけは申し訳ないけれど自分の主張を通そうと思っていました。(他は、わたしだけの考えを通さず、学生さん達の考えも十分汲み取っていきたいと思っています)
ということで、認めてもらってのスタート。

© Takayuki Abe 2016