20171017 福島県石川町へ2日目

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昨日に続き、福島県石川町(2日目)です。
同じ町内でありながらも、別の小学校。

昨日は、校内研修会での講師という立場でしたが、本日は、町全体の研修会の講師という立場でした。基本、町内の小中学校の先生方が勢揃い。
あっ、そういう会だったのね……と、当日、プログラムを見てから分かった感じ(^0^;)。

別の学校に行こうと、『学び合い』授業が参観できるというのがすごいです。
さすが、町全体で取り組んでいる強みです。
子どもたちは、すでに「しっとりした『学び合い』」になっていました。担任の先生は、育休明け(でしたよね?間違っていたらごめんなさい)で現場戻ってきたら、『学び合い』を進めるようになっていて……あれれ??(^0^;)の状態から始まった感じのようです。それがそれが、4月から『学び合い』を進めてこんな素敵な学習集団環境を整えるとは!とても力ある先生だし、職員集団であると思いました。

もう次の段階へ!あとはいかに授業の質を高めていくかという部分についての協議。

ここがね、すごいところですよね。
ふだんですと、お招きを受けるとどうしたら『学び合い』授業が成立するか、という話し合いが一般的で、そういう講話をお願いされるのですが、この福島県石川町においては、その先の話を考えなければならないので、わたし自身、ものすごく鍛えられています。ありがたいです。

今回の話をちょっとまとめると次の通り。

  • 学校だけの特殊ルールを放棄して、社会で当たり前になっているルールを授業の中に入れ込んでいくことで、難しく考えなくとも『学び合い』の授業にシフトしていける。
  • もし、『学び合い』授業を導入しても、「問題解決型の学習から脱却できない」という悩みを持っているのであれば、当たり前の話。『学び合い』の考え方のもと、「問題解決型の授業観」を導入しているから。(ここで間違えて欲しくないのは、「問題解決型の授業」がよいとかわるいとかは指していません)『学び合い』の授業は「問題解決型の授業でなければならない」と考えるのはまちがいということ。『学び合い』の考え方を用いて、計算練習だったり習熟の授業は当たり前にできる。(それがよいかどうかは、授業者のめざすところが何にあるかと言うことに依って立つ)
  • 課題を「〜説明できる」が『学び合い』授業の「きまり」と思っている人がいるようだが、それは大間違い。学習者相互が評価できる「課題」になるべきで、つまりは、自分たちで「できたか、できないか」がわかるような「課題」の表現にするとよい。それを水落研究室ではアウトプット型の課題と呼んでいる。その一つに、「〜説明できる」がある。だから、「〜説明できる」以外のアウトプット型の課題はたくさんある。その都度、使い分けるべき。

だいたい、授業を見てから、それに合わせた話を組み立てるようにしています。それは、わたしの話す時間が、比較的短い時間設定になっているからです。このあたり、石川町の方々はちゃんと考えておられていて、例えば、これが60分とか90分とかだったら、また違った話をすることになりますし、つまらない話になることでしょう。

短い時間だからこそ「わたしでも」授業を見てから、話を組み立てられるであろうと考えることができて、実際、授業を見ながら、今回はどんな話をしようかとその場で考えます。
そうすることで、その場で「空気」を共有している方々の「聞いてみたい」話が、少しは(ほんのちょっとですけど)できてはいるかなと思います。
わたしなりの、即興性が鍛えられて、ありがたいです。
そして、毎回、緊張します。

今回も、すてきな2日間でした。
関係各位に感謝です。

次は、11月!

© Takayuki Abe 2016