恥ずかしながらといいますか,やっとといいますか,キャンピングカー購入13年目にして,始めてサブバッテリー(鉛電池のディープサイクルバッテリー)を交換しました。
これだから,キャンピングカーというメカがいろいろとつまった自動車に乗っていながら,メカや自動車のことを全くといっていいほど知らなくて,興味のないわたしが所持しているということ……で困っちゃいますね(ごめんなさい,マイ・キャンピングカーよ)
購入当初から,サブバッテリーの劣化はしやすく,丁寧にメンテナンスしないとすぐに寿命になってしまう……ということは聞いておりました。
購入当初はそれなりに外部充電に心がけ,かつ,キャンピングカーを出勤車として利用していた私は,日常的に走行充電をすることであまりディープサイクルバッテリーは劣化せずに保たれてきたのかなという勝手な判断があります。
とはいっても,改めて情報を入手すると,ディープサイクルバッテリーのほぼ最大寿命は5年,だいたいは3年くらいで交換になるらしいという話でした。
そんな状態の中,わたしは無理やり,13年も使い続けてきたのは……,まぁ,あまり,サブバッテリーだけをもちいたキャンプ,もしくは車中泊をしてこなかったという事情があります。キャンプや車中泊をするときのほとんどは,電源付きを選択し,外部充電をしながら利用できる場所で宿泊してきたのですよね。
この場合,サブバッテリーが劣化していることに関しての影響はありません。
しかし,13年めの今,いっきにサブバッテリーの寿命がつきました。
それが,下の写真です。
どんなに外部充電をしても,すぐに上のような状態になるのです。
サブバッテリーが元気で,フル充電できているときは,12v後半か13v近くの表示になります。しかし,9.72V。10Vでほぼ充電状態が0と言われているので,もう,0以下です)(笑)。
こうなると,いくらにぶいわたしでもサブバッテリーの状態が気になります。
目に見える支障をきたすようにもなりました。
エンジンをかけると,ナビの画面も表示されるわけですが,ナビはサブバッテリーと連動しているらしく,なかなかナビ表示がされなかったり,途中,何度も電源が切れたり,リセットされたりするようになったのです。
うーん,困った困った。
なぜ今までサブバッテリーを交換しなかったのか
そもそも,もともと,サブバッテリーの寿命が短いことを知っていた私がなぜ今まで交換してこなかったのでしょう。
上の,外部電源付サイトでキャンプや車中泊をすることが多かったということもありますが,これは結果論であって,大きく2つの理由があります。
その1
どこにサブバッテリーがあってどのように交換していいのかわからなかったから。
DIYでつくったキャンピングカーではなく,キャンピングカーとして作られたものを購入しました。とてもきれいに作られており,どこにどのようにサブバッテリーが収められているかわからなかったのです。
そして,サブバッテリーを交換するのなら業者に注文しなければならず,住んでいる近くにキャンピングカーを扱っている業者がないわたしにとって,業者に注文するのはとてもとても面倒なことと考えていたからです。
その2
交換するなら鉛のディープサイクルバッテリーではなくて,リチウムイオンバッテリーに交換できないかなぁとおぼろげながら考えていたから。
もし,交換するのなら,クーラーも動かせるくらいの力があり,寿命もとても長いリチウムイオンバッテリーにできないものかと考えていたからです。
結果,上の悩みというか考えを2つを納得した上で解消しました。
その1
どこにサブバッテリーがあるかですが,そもそも,自動車内という限られたスペースの中にあるサブバッテリーです。どうにかして見つけようとすれば見つかるはずなのです。つまりは,ただわたしが面倒臭がっていたということです。
わたしのキャンピングカーでは下の場所にありました。
どうです?きれいでしょ(笑)。
ここの奥にサブバッテリーが隠されていました。
きっちり隙間なく板がはめられているので,この板をはずすのが一苦労でした。もうわたしの弱っちい力ではなかなかはずせなくて……。
よいこら,うんこら,なんとか板を外すとこんな感じで,サブバッテリーが2個,並列で繋がれておりました。
これを新しいバッテリーと交換します。
上が古いバッテリー。下が新しいバッテリー。
ここで,説明を加えると,業者でお願いしなければできないと思っていましたが,自分でバッテリーを交換しているYouTube動画がたくさんあったこと,バッテリーそのものはAmazonで購入できることを知りました。しかも,わたしが購入したバッテリーは古いバッテリーを無料で回収してくれるという特典付きです。
こりゃあ,わたしでもできるわい!とチャレンジ。
一番上の写真のように交換できました。
交換後のバッテリーモニターがこれ。
13Vといきませんが,12.65V。
十分です。
つないだ時点で,これですから,業者さんがしっかり充電してくれていたことがわかります。これから,外部充電したり,走行充電したりすれば安定して,12.8Vあたりを保ってくれることでしょう。
その2についての結論です。
今から,新しくキャンピングカーを購入するのであれば,わたしはまちがいなく,サブバッテリーにリチウムイオンバッテリーを使っているキャンピングカーを購入します。
でも,わたしのキャンピングカーのサブシステムは,鉛のディープサイクルバッテリーを使うように設定されています。もちろん,がんばって勉強して,車内の配線等を交換すればリチウムイオンバッテリーにできるのでしょうが,わたしは今までのわたしたちの使い方と今後,このキャンピングカーをどれだけ所持し続けるかということを考えて,あえて鉛のディープサイクルバッテリーを購入することにしました。
リチウムイオンバッテリーは安定した電圧を長く保ってくれると共に,鉛のディープサイクルバッテリーに比べてとても軽いです。
しかし,鉛のディープサイクルバッテリーにもよいところがあります。値段が安いということです。わたしは今回Amazonで2個購入したわけですが,合計24000円でした。たぶん,リチウムイオンバッテリーだと1個,7万円〜10万円します。もちろん,寿命が長いので最初買ってしまえば,そのキャンピングカーを廃棄する年度くらいまで使えるとも言われています。それを考えればやっぱりリチウムイオンバッテリーがお得ですよね。
でも,わたしはこのキャンピングカーを13年乗っています。
最近,走行距離を20万km越えました。
わたしのキャンピングカーのベースになっている自動車はハイエースです。
ハイエースは,寿命が長く,走行距離20万kmは折り返し地点だとおっしゃる方が多いです(笑)。
実際,ハイエースを乗っていて,まったく,不具合を感じません。不便を感じません。
私自身は乗り換えるつもりはまったくないのですが……。
ガソリン代の値上げを含め,燃費が悪いこと,維持費がわたしの給与でまかないきれるかなぁということを考えると,サブバッテリーだけ最新のリチウムイオンバッテリーにしてしまうのはどうかなぁと思ったのです。
もし,今後も長く乗り続けたとしても,2,3万円のサブバッテリーを5年おきくらいに買い換えればそれでいいじゃないかと。買い替えたとしても,あと1回くらいじゃないかと。
そんな結論にいたりました。
今のキャンピングカーを買い換えるつもりは(とても気に入っているので)まったくないのですが,もし,買い換えるとして……やっぱり,キャンピングカーがほしいなぁ。と思っているわたしです。
Comments