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学級経営学会第7回大会終了〜1年で私の最も大切にしているイベントが終わりました。同じ時間を共有してくださった皆様ありがとうございました。

執筆者の写真: あべたかあべたか

2025/03/01,1年の中で最も大切にしているイベント,日本学級経営学会第7回研究大会を終えました。今回は初めての東京開催(東京学芸大学)。300人近くの参加者。7回の開催を重ね,皆さんに育ててもらっている感が大きいです。北は北海道から南は沖縄まで。まさしく全国からお集まりいただきました。

同じ時間を共有してくださった皆様。大変感謝いたします。


いろんな思いがあるので,今回の振り返りは何回かに分けて書きます。


最初は,午前中の基調講演の時間。


ついに,堀田龍也先生にご登壇いただけました。


過去にも書いたことがありましたが,私は2000年初めの頃から堀田先生を追いかけておりました。特に印象に残っているのが「2005年の教室を考える会」が盛り上がっていた当時。

自分も,ICTを活用して,様々なことを教室で展開してみたいと,東北でなにかあるたびに知人もいない中で,ドキドキしながら参加していた若い時分を思い出します。

もう,その頃から堀田先生は当時の先陣をきっていて,私にとってはまぶしく,物理的な距離で近づいても,ドキドキして声をかけられない存在でした。

そういう感覚は,今でも私の中に残っていて(こういうところが私のダメなところとは思うのですけど……,自分から勝手にある人々を持ち上げてしまって,自分から距離を取ってしまう感じ),堀田先生が近くにいらっしゃると,やはりドキドキしてしまいます。

堀田先生に気軽に声をかけている若い方々を見ると,羨ましいやらなんやら。


そういう事情もあって,今回,堀田先生のお話の後に,4人のシンポジストの中の一人として参加させてもらったのですけど,「本当に私でよいのかよ?おい,自分!」という感じでした。

(まぁ,自分から立候補したわけではないので……(^^ゞ)


堀田先生は,もともと,ICTの話を抜きにしても,授業やら学級経営やらのところでも,お話を伺っていて納得することが多く,だからこそ,追いかけていたということもあり,今回のお話も多くのところで「なるほどなるほど」「そうだよね」と頷きながら登壇しながらも聞きっておりました。


ちょっと別な話。

今回,お話をしている途中,気づいたのですけど,話のコントラストをはっきりさせるために赤坂真二先生がされたのかもしれないですが,私と赤坂先生の違いです。


私は,少し先(というかずいぶん先)のことを語る傾向にあり,赤坂先生は今目の前に起きていることを語る傾向にあるということです。

だからこそ,赤坂先生は現場の先生から声をかけられ,全国様々な場所でお話をしに行くのでしょう。赤坂先生なら,現場でのあれやこれをどうにかしてくれるに違いない!と思っているのです。

そして,赤坂先生は,よく「戦い続ける毎日」とおっしゃていますが,それは現場で日々生じているあんなことやこんなことに対して,真剣にどうにかしたいと対峙して自分の考えを発信しているからに違いありません。


私も夢を語るだけでなく,もっともっと現場を直視して,「そこにある今」に対する考えを明確に持っていこうと思いました。


今回は大村龍太郎先生のコーディネートのもとで,4人のお話を進めました。大村先生は,わたしたちの舵取りをしながら,しっかりとシンポジストの一人としてご自分の意見も交えながらお話されたこと,あっぱれです。さすがです。


私は,堀田先生の「今,日本の教育界で起ころうとしていること」の話を「なるほどなるほどそうだよね」と思いながら聞き続け,赤坂先生の「いま現場で起きていることとそれに対する思い」の話を「赤坂先生ってやっぱすごいわぁ」と思いながら聞き続け,大村先生の「全体をまとめ上げながらご自分の話を入れ込み整理整頓する」話を,「今,話の流れがそうなっているんだよね。わかりやすいわぁ」と思って聞き続けていました


最初,全面に座って,こんなに長い時間,大丈夫なのだろうかと思っていましたが,あっという間に過ぎていきました。とても貴重で,楽しい時間でした。

あの空間に一緒にいてくださった参加者の皆様にとっても,何らかのご自分の志向を刺激する内容だったとしたら幸いです。


さて,次は,「自分の口頭発表について」「懇親会について」「ゼミ生たちへの思いについて」

と胸に熱い思いが続けば,ブログに続けて書いていきたいと思います。



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