本日(2024年6月20日),初の「山梨県総合教育センター」へ。
上越教育大学教職大学院修了生や,日本学級経営学会会員の方も何人かおり,数多くの方に拍手で迎え入れられ,緊張の時間を過ごしました。
200人を超える参加者,ハイブリッド研修,そして2時間の長丁場。
いずれも,わたしにとっては苦手とする形式ではありますが,わたしが何たるかを知った上での依頼だと思いましたので,引受させていただきました。
一般に大学の教員の話は,概念的や抽象的な話が多く,かつ,理想論的な話で終わってしまうという話を耳にします。
加えて,実践をし続けてきた方の発表や講座は自分の実践の紹介だけに終始して,具体的ではあるものの汎用性があるのか疑問に残るという話も耳にします。
なかなか,自分を客観的に見ることは難しいですが,「意味,意義,価値」などを理解してもらいながら,その背景をもとに具体的な方策例を提案するということを心がけました。
私自身は,(なかなか研究の積み重ねができていなくて)理論的でもなく(現場をかなり離れてしまっていますので)実践的でもない,中途半端な立場にいる人間ですが,この中途半端感を自分の「強み」にできるのではないかな,橋渡しや仲介者になれるのではないかなと最近は思い始めています。
わたしの,性格上,自分が「講演デザイン」を作成する中で,優先順位的に気になるのが,
第一に,時間です。いただいた2時間をしっかり参加者に満足してもらうようにどのように構成するかです。
第二に,いかにわたしの講演に「参加してもらう」かです。
今回,わたしとしては最も苦手とする「ハイブリッド」型。
わたしとしては,どっちつかずになり,どちらにも中途半端な場作りしかできないことが多く,「ハイブリッド型で」と話をいただいたときは,「すみません。わたしには敷居が高くて無理です」と断ることがあります。
ただ,今回は,山梨県総合教育センターの指導主事の方々が何人もオンラインの方に関わってくださり,そちらへ全く気を使わない形で進めることがデキました(といいながら,オンラインで参加した方はどのように見られていたのでしょうか。少し,気になります)。
会場にいらっしゃる方々は,直接お顔が見られるので安心して,進行できるのですが,みなさま積極的にわたしの促しにご協力いただき,ありがたく思いました。
つまるところ,絶対的な正解はないということが前提で,目の前の環境と照合しながらすすめていかねばならないことです。この,つらくもおもしろい工程をやりがいとして受け止め,紡いでいけることが教師としての幸せなのではないかと思うのです(または,思えるかが教師として続けられるかどうかの分かれ目かなとも思うのです)。
大学に勤め始めた頃は,全く,関わりがなかった山梨県。
でも,いろいろと関わりが増えて,お知り合いも増えてきました。
素敵な県と関わりをもつことができて幸せです。わたしに声をかけてくださった皆様,ありがとうございました。
学級経営,子どもとともに楽しみましょう。
授業経営,子どもとともに楽しみましょう。
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