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阿部隆幸・ちょんせいこ(編著)学級経営がうまくいくファシリテーション(学事出版、2023年7月)発刊

更新日:7月3日


いよいよ発売されます。

Amazonにも表紙とともに予約開始の表示がされました。7月上旬発売です。ぜひ、予約ボタンを押してください♡


ちょんせいこさんと一緒の編著本です。

他に実践紹介として、前田考司さん、甫仮直樹さん、池谷裕次さん、久保田比路美さん、秋吉健司さん、藤井雅美さんにも書いていただいております。


理論と実践、実践と理論を丁寧につなぎ、現場に役立つ本になっていると自負しております。


令和3年1月26日の中教審答申「「令和の日本型学校教育」の構築を目指して」で、「教師に求められる資質・能力」の一つとして「ファシリテーション能力」が挙げられました。学校教育の考え方が「指導」から「学び」に転換している今、当たり前に必要とされる力です。

しかし、残念ながら今現在、学校教員が「ファシリテーション能力」を学ぶ場、身につける場を身近で見つけることが困難です。

この本が、みなさまの一助になれば幸いです。

そして、この本をきっかけに「ファシリテーション」を体験的に学ぶ場が数多く提供されて、実践研究や研究実践が蓄積されていくことを望みます。

わたし自身も、この本の出版で終わりにせず、今後もファシリテーションを中心にいろいろと考えていきたいと思っています。ぜひ、注目していただくと同時に、お気軽にお声掛けください。

まずは、本書を手にとっていただきますと幸いです。


おすすめポイント!

これからの学級経営は、ファシリテーション技術が必須!

学級では、多様な子どもたちが過ごしていますが、どの子も安心できる学びの場をつくるためには、ファシリテーション技術が必須です。

本書は、そんなファシリテーションの6つの技術(インストラクション・クエスチョン・アセスメント・グラフィック&ソニフィケーション・フォーメーション・プログラムデザイン)を36 のエピソードを通して、具体的に紹介しています。


もくじ


はじめに


第1章 学級経営とファシリテーション(阿部隆幸)

1.学級経営とファシリテーションの関係

今までの学級、これからの学級

ファシリテーションとは何か

ファシリテーションと学級経営

「学び」「気づき」の相互作用を促すファシリテーション

学校・学級づくりの三領域とファシリテーション


2.学級経営とファシリテーション6つの技術(ちょんせいこ)

多様性・多分野・多世代の良さを活かすファシリテーション

学級活動におけるファシリテーション

意識して練習しよう!ファシリテーション6つの技術

「クラス全員じゃんけん ファシリテーター物語」


3.対談 阿部隆幸×ちょんせいこ これからの学級経営になぜファシリテーションが必要なのか

コミュニティとしての学級経営

個別最適な学び・協働的な学びには良質なコミュニケーションが必要

新たな学びのスタイルのためにアンラーンする

ファシリテーションの4つのスキルと6つの技術

6つのファシリテーション技術の位置づけ

これからの学級経営のために column ホワイトボード・ミーティング®とは


第2章 実践!ファシリテーション6つの技術を活かした学級経営

インストラクション…学級開き、みんなで思いを言葉にしよう

クエスチョン…関わりで楽しむ自己紹介

アセスメント…読み聞かせ中、落ち着かない子のアセスメント

グラフィック&ソニフィケーション…子どもたちの「今」を伝えるには?

フォーメーション…トラブル解決は輪になって話そう

プログラムデザイン…学級目標までのロードマップ

(前田考司)

dialogue 「学級開き」とファシリテーション技術


インストラクション…初めての学校探検、指示をきちんと届けたい

クエスチョン…落ち着かない学級をまとめたい

アセスメント…アサガオの観察中、チョウが気になる子

グラフィック&ソニフィケーション…子どもと先生でつくる黒板メッセージ

フォーメーション…夏休みの思い出をさまざまな隊形で楽しく語り合おう

プログラムデザイン…1年間の自分の頑張りや成長を捉える

(甫仮直樹)

dialogue 「小学1年生」とファシリテーション技術


インストラクション…高学年として低学年と関わる価値を伝えたい

クエスチョン…オープンクエスチョンとあいづちで振り返りを深める

アセスメント…言葉が強くなったり、けんかが出始めたとき

グラフィック&ソニフィケーション…学級会の話合い活動を活発にしたい

フォーメーション…マッピングで読書パートナーを決めよう

プログラムデザイン…自主学習の質をあげたい

(池谷裕次)

dialogue 「5年生の日常」とファシリテーション技術


インストラクション…2学期後半、大きな行事の後にかける言葉

クエスチョン…明るく楽しいエピソードが出てくる問いで聞き合う

アセスメント…休み時間、突然暴れ出した子

グラフィック&ソニフィケーション…係仕事を忘れてしまう子への可視化

フォーメーション…机の高さを揃えることが大前提

プログラムデザイン…総合的な学習の時間 学びのデザイン

(久保田比路美)

dialogue 「コミュニティとしての機能が低くなっている教室」とファシリテーション技術


インストラクション…2学期、ダレてきた子どもたちにかける言葉

クエスチョン…クラス対抗長縄大会、子どもたちが自ら選択・決定する

アセスメント…「やりたくない」と言う子どもの背景

グラフィック&ソニフィケーション…席替え、「ハートカード」で可視化・可聴化

フォーメーション…1学期の振り返りをさまざまな隊形で行う

プログラムデザイン…To Doリストで可視化し、プロセスをつくる

(秋吉健司)

dialogue 「プロセスをつくる」とファシリテーション技術


インストラクション…たてわり活動、後輩へ緩やかにバトンを渡したい

クエスチョン…発散、収束、活用のプロセスで聞く

アセスメント…なかなかみんなと一緒に活動できない子

グラフィック&ソニフィケーション…ホワイトボード・ミーティング®役割分担会議で参加度を上げる

フォーメーション…短時間でさまざまなペアを経験し、グループ活動へつなげる

プログラムデザイン…主体的なたてわり活動に向けて

(藤井雅美)

dialogue 「異年齢交流」とファシリテーション技術


第3章 座談会 ファシリテーション技術を学級経営に活かしていくということ

ファシリテーションを学んで変化した学級経営観

ファシリテーションの中心はアセスメント

強みを見るということ

ファシリテーションがもたらす「子どもたちの変容」

先生から子どもたちへファシリテーションは転移するのか

座談会を過ごしてみて


おわりに

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