いきなり出版!始めました〜阿部隆幸・小島貴之著〜学級経営の道標:「世界最高の学級経営」に学ぶ手順化の具体(Kindle,ペーパーバックで販売)
- あべたか
- 2月12日
- 読了時間: 9分

Kindle(並びにペーパーバック)出版しました!
【参照】
Kindleだぁ!ペーパーバックだぁ!
つまり,出版社を介さずに直接自分たちで出版しちゃった!というやつです。
Kindleだと980円,なんとKindleUnlimitedを利用している方は0円で読めます。
また,知らない方もいるかもしれないので,書いておきますがAmazonはペーパーバック版というのを出すことができます。つまり,電子書籍は読む気にならないという方に対して,紙の本(つまりそれがペーパーバック)を提供できるのです。一般書籍のようなしっかりとしたつくりではないので,それをイメージされると少々困りますが,私は雑誌感覚で手に取れるので好きです。何よりも(人によるでしょうが)内容を吟味してもらって,現場で使いこなしてほしいことを優先したいです。
この本を出す最初のきっかけは,ビミョーにネガティブなところから始まります。
この本を出したくて,いくつかの出版社に企画を持ち込んだのですが……,断られたということです(苦笑)。
私の感覚は少々ズレていて,一般的ではないことは身に覚えがあるので,「断られる」ということはまぁそういうことなんだろうなぁと思います(つまり,売れない,イマドキじゃない,需要がない)。仕方ない部分があります。
といいながらも,私には私の理屈がありまして,こういう本も必要じゃないかと思ったわけです。一昔前だったら,出版社に断られたらあきらめるしかなく,それでもあきらめきれない人は自費出版という手段で出していたことでしょう。でも,自費ですからね,自分の志のもと,自分の懐から出版に関する出費をして出版するわけです。基本,赤字を覚悟するわけですね。だから,志が高くても出費せざるを得ないということで頓挫することがあるかと思います。
ところがKindle(並びにペーパーバック)は違います。出版に関して1円もこちらが支払う必要はありません。あとはどれだけ売れるか,収入があるか,ということだけでどれだけの収益があるかないかということになるわけです。金額に関して利益があるかないかだけなので(マイナスにならないので)デメリットが一つもないのがKindle(並びにペーパーバック)の特徴です。これ,あらためて考えるとすごい!なんという幸せな世の中なのだ!
しかし,特段私達はお金儲けをしたくて本を出したわけではありません。私達の考えを世に出したくて,そして,その考えが役に立って喜ぶ人が少しでもいるのではないかと思って出したまでです(もちろん,その副産物として収入があるのは嬉しい限りです)。
そんなこんなで自分たちの力だけで,Kindle(ペーパーバック)を出版しました。
学級経営の道標:「世界最高の学級経営」に学ぶ手順化の具体〜その内容
それでは肝心の本の内容の紹介をします。
まず,私達が(自分たちなりに)こだわったのは,内容です。
上記に書いたように,Kindle(及びペーパーバック)は出版社を介さずに出版できます。ですから,Amazonの規約に反しない限りどんな本でも出版できてしまうことになります。「安かろう悪かろう」の例えではありませんが,出版社を介さずに出版したから「質(内容)の程度が低い」と思われないようにしたいと考えました。
といいましても,その客観的な判断は私達ではなくて,読者のみなさまになるわけですけどね。少なくとも私達は,出版社の眼鏡に叶わなかったかもしれないけれど,私達が今必要だろうと思われる内容を私達なりの書きぶりで書いた本を出版してみた,ということです。
ここでは,私が書いた本書の「はじめに」の部分を引用抜粋しておきます。
−−−−−−−−−−−−−−はじめに −−−−−−−−−−−−−−
この本は、主に教員5年未満の「新人教師」や「学級経営を苦手とする教師」に向けて書いたものです。
毎年、年度末年度始めを中心に「学級経営」「学級づくり」という題名のついた書籍が数多く出版されます。その多くは、日本の学校教育界をリードする方々の「こうすればうまくいく」と書かれたものです。これらの本は読み進めると、数多くのエピソードが書かれていてワクワクしたり、具体的な技術が書かれていてわかりやすいと思えたりするものばかりです。ポジティブな気分になり、よし明日は自分もやってみよう!という気持ちにさせてくれます。これだけでも大変価値があります。
一方で、著者の一部を切り取って見せてもらっている都合上、今後、創意工夫を重ねていこうと考えてもその著者のキャラクターと自分が重ならなかったり、著者の考え方の背景が不明だったりして自分が日常的に学級経営を進めていくことに難しさを感じることが多々あります。ここには書籍をもとに広げること(他に応用したり、一般化したりすること)や深めること(質を高めていくこと)といった、言わば「上達論」が存在しにくいです。
笠井恵美は、対人サービス4職業(教師、看護師、客室乗務、保険営業)の熟達を調査検討した論文の中で、どれも「つなぐ役割」が導き出されたとしながらも、教師以外の職業では一人前になる過程で先輩その他から学ぶ機会がある中で、学級担任として仕事をしていく機会の多い教師は初任の時代から人格形成途上の子どもたちに向けて「つなぐ役割」をしていかなければならないことを教師の特徴の一つとしてあげています(1)。これをわかりやすく、安藤りかは、教職の特性に「『正解が見えない問いを抱きながら自分自身で考えることが初級段階で強く要求される』という『高度な職能』」(2)があるとまとめています。
いくら経験や勘だけで行動することは安定した学級経営につながらないと伝えたとしても、初級から熟達に至るまでの間に、日常的に先輩等に関わって学んでいく環境が学校教育現場では整っていないことが多いわけですから、現場の方、特に新人教師からすると「でもどうしてよいのかわからない」と答えるしかないのが現状でしょう。
そこで私達は、豊富に蓄積された学級経営研究の知見(白松賢著「学級経営の教科書」)や世界的にも評価されている考え方(ハリー・ウォン、ローズマリーウォン著「世界最高の学級経営」)や人間が成長する過程のメカニズムから生み出されたスキル(ソーシャルスキル教育)などを背景に、学級経営の考え方の一つである「手順化」を皆様と共有したいと考えました。少しでも役立ちたいと考えたのです。
新人教師向けと書きながら、イラストをたくさん載せたり短文でテンポよく進めたりする形ではなく、テキスト中心の内容です。なぜなら本書はKindle本として出版するので、文章を吟味していただこうと考えた結果、このようにしています。ぜひとも、デバイスの中に常時入れたままにしておいて、いつでもどこでもお読みいただければと思います。
(阿部隆幸)
(1) 笠井恵美「対人サービス職の熟達につながる経験−小学校教諭・看護師・客室乗務員・保険営業の経験比較」『Workers Review』2007年、Vol、2、pp.50-63.
(2) 安藤りか「頻回転職の意味の再検討」『質的心理学研究』2014年、Vol.13(1)、pp.6-23.
ようこそ,Kindle(及びペーパーバック)の世界へ
ちなみにみなさんはKindle,そしてペーパーバックというのを購入したことがありますか?
なかなか趣深いです。
今回,私達はKindleに主に対応した書きぶりにしました。どういうことかわかりますか?Kindleはページという概念が基本的にないので,縦書き表示にしたり横書き表示にしたり自由です。また,フォントの大きさも大きくしたり小さくしたりできます。つまり,ワークシート的といいますか,つまりページのフォーマットをかっちりと決めて文章を書くことができないということです。もちろん,雑誌のKindle版(を購入したことがありますか?)のようにpdfのような形式も選べるのでしょうけど,これはこれでざっと概観を眺めるのならいいのですが,じっくりと読むには環境を選びます。つまり,大きな画面のデバイスでないと読みにくいです。ですので,私達は小説とか新書のような文章を書き連ねていくことを中心とした書きぶりにしました。本書は,実は初任教師,若手教師,加えて学級経営を苦手とする教師を主なターゲットにした本なのですが,図やイラストを多用していないところで,ターゲットと書きぶりにずれがあるかもしれない……と思いながら,しっかり文章を読んでくれる初任教師,若手教師の存在を願って書いたところです。
私は,以前書いたようにKidleUnlmitedを利用しているので,早速,0円で自分の本を購入(というかダウンロード)してみました。いやぁ,いい感じ。
私は,紙の書籍を自炊化して,日常的に電子化したものを読んでいますが,(当たり前ですけど)これとは随分違います。自炊した書籍,ってもっとへりくだればpdfを読んでいるわけです。そうではなくて,電子書籍に特化したフォーマットされた文章を読むわけですから,こりゃあ読みやすいわけです。
もちろん,長文の文章を読む場合はということですけどね。(ワークシート的なものはあいません)
次に,ペーパーバックを手にしたことがありますか?Wikipediaによると次です。
ペーパーバック(英: paperback)もしくはソフトカバー(英: softcover, softback)とは、安価な紙に印刷され、ハードカバーの様に皮や布や厚紙による表紙を用いていない形態の本のことである。並製本(なみせいほん)、仮製本、ペーパーカバーともいう。
Amazonでは,注文が入ってから制作して注文主に送るようになっているみたいです。在庫を持たないので(つまり,事前に印刷しないので)自費出版のように事前に執筆者である私達がお金を支払う必要がないわけですね。実際に手にとるとやっぱり,出版社が作ってくださった本と違ってペラペラしています。
でも,これはこれで(私は)愛着がわきますね(笑)。もちろん,自分が書いたからということもあるでしょう。表紙はツルツルしていて,手触りが好きです。
これはこれで,実際,紙の書籍の方が良いし,そうじゃないと読む気がおきないという方にとっては,選択肢の一つと思います。
紙の書籍は,それだからこその特徴があって,パラパラ物理的にめくることができるし,そこに書き込んだり,付箋紙を挟み込んだりできるわけです。
デジタル(電子書籍)でもアナログ(紙の書籍)でも,興味を持っていただいた方ならどちらの形でも入手できるようにしたことが今回の私達の工夫です。
ぜひ,手にしてみてください。
最後に,今回,Kindleで出版することに際して,参考にしたサイト,そして電子書籍を紹介しておきます。
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