2024年12月13日(金)夜は,阿部ゼミの忘年会がありました
今年度の学校実習(学校支援フィールドワーク)の様子から続いて,(私にとって)とても心地よい時間が流れました。
コロナ禍があり,それが過ぎて,少し年月が経つわけですけど,やっとなんとか,日常の当たり前の時間や関係性が戻ってきているのかなと感じています。
学生にもお話したのですが,学級担任の言動,立ち振舞が,学級の雰囲気や空気を反映していることってあるなぁと思います。いつもキリキリしている担任の学級は空気がキリキリしています。穏やかな担任の学級は空気が穏やかです。
そういう意味では,私のゼミは「さらさらな関係性」のゼミ(かどうかわからないけど,それをめざしたい)と最近,自分の中でやっと言語化できるかなと思うようになりました。
あるものの本によると(思い出したら後で書き直しておきます),一人でいることに「快」を感じる人と,誰かといることで「快」を感じる人がいるということです(もちろん,場と時間によっても変化するかもしれません)。
私は,もちろん(何がもちろんなんだよってか)「一人でいることに快を感じる人」側なのですが,それは地球上に私一人だけがいればよいと思っているわけではありません。もちろん,私以外の人が私の周りでいろいろと関係し合ってくださっているからこそ,世の中は成り立っているし,私自身も快く生活できていることは当たり前に知っています。そして,いくら一人が心地よいといっても,年がら年中,一人が良いわけではなく,たまに誰かとお酒を酌み交わして馬鹿話することが楽しいと感じたり,一緒にゴルフやボーリング,ボードゲーム,カードゲームなどをすることで他者と関わる楽しさを享受しています。その中でも,基本,一人でいることを好むわけです。
それとは逆に,(私はこちら側ではないので想像でしかありませんが)「誰かといることで快を感じる人」でも,年がら年中,誰かと一緒でいたいというわけではなく,ふと一人にいたいとき,または一人でいる時間を大切にしている人だっているはずです。
それを前提で,私のゼミに来る人達って,「(比較的)一人でいることに快を感じる人」が多く集まってきていて,「さらさらな関係」を楽しもうとしている人が多いのかなと思いました。ウェットとドライという言い方があります。ウエットな関係の対抗軸として,ドライな関係という言い方ができるかもしれません。そうなると,わたしの方向性はドライな関係なのかとなりますが,前の流れからわかるとおり,ドライな関係を求めてはいません。こうなると,人と人との関係を断つという感じになりますよね。
これを,擬態語にしてみるとよいのではないかと思いました。
それが,サラサラな関係です。対抗の表現はベタベタな関係です。
これだ!と思いました。
基本,一人が心地よくて,一人ひとり独立しているし,好きなことを行っているのだけれども,その都度その都度互いを気にし合いながら,適度な関係性を築いていくという感じです。
今年度,私のゼミは,4チームを構成して4つの協力校に150時間関わらせていただきました。私はここ近年では,一番多く協力校を訪問しました。私が訪問するときは,関係している学生個人や学生チームがお世話になっている学校で何らかのチャレンジをするときです。つまり,今年度の学生たちは,個人で,チームで,主体的に授業実践や学級経営実践を企画計画し,実践していきました。
また,大学の授業その他で,あるチームで実践が人不足で困難な時に,相互にさり気なく助けに行き合うことが見られました。
そのうえで,論文を一緒に書いていったり,個人研究の分析を助け合ったり,とする姿が自然に生まれてきました。
で,ゼミ忘年会。
あっちこっちで楽しい会話が繰り広げられていましたが,その中でも,MBTI診断の話が盛り上がっていました。
私も学生に「やってみて!」と言われたので,やってみたら「建築家」ということに。
それを学生に報告すると,「ええ!」
「なになに?」
と聞くと,
「わたしの周囲で建築家の人,初めてです」
「ふうん」
どんな反応していいのかわかりません。
褒められているのか,けなされているのか(笑)。
で,こうなると,お酒の勢いでどんどん話がズレていくわけですが。
最後の方に,血液型の話になり(これ,たま〜にある),阿部ゼミは日本の平均的な割合と異なり,B型が圧倒的に多いことがわかりました(ちなみに,私もB型です)。
ほぼB型で,ちらちらとO型とA型……みたいな感じ。
MBTI診断以上に,血液型診断なんて,科学的根拠も何もあったものではありませんが,それでいてもある集団の全員がB型だという場合,自分自身もB型であるにもかかわらず,なんとなく気持ち悪いというか,居心地の悪さを感じてしまうのはどうしてでしょうか(笑)。みんな独特なのよね(自分を棚に上げて言うけど)。
……ととと。
これで終わってしまうと,なんだか自分やゼミメンバーをディスって終わってしまいそうな感じになるので,ちゃんと言語化しておきますと,サラサラな関係を楽しめるようになってきた我がゼミは,この血液型B型多数集団であっても,一人ひとりの時間を楽しみ,共に行動する時間も楽しめるようになってきていると述べたいわけです。
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