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日本学級経営学会第2回学習会から学ぶこと


「学級経営研究」の量を増やし,質を高めるため,「日本学級経営学会」で「第2回学習会」を開催した。


学級経営の必要さ,大切さは様々なところで訴えられているにも関わらず,


  • 学級経営研究は遅れている。

  • 学級経営研究は蓄積もされていない。


わたし自身,大学にお世話になって,数年経ってもまだまだ「研究」という珠ではないが,仕事の一つでもあるのでしがみついていたい。

最近は純粋に研究に興味があるというのもあるけどね。時間ができたとき,自分の興味関心のある論文を読むようにしている。


そんなこんなでの「第2回学習会」の開催である。


「学級経営」の「学会」なので,学校現場,つまり小中高等学校教員が学会員に多い。この方々は「学級」というフィールドは目の前にあるのだけれど,日々の「実践」が中心で研究という考えや気持ちがなかなかについていけない状況にある。反面,この方々が「研究的な視野」を得ることができたら,一気に学級経営の研究は進むし,学級経営の現状や課題を可視化していくことができるであろう。


本日は特に「テーマ」がテーマだったから特に現場の方々中心に,40人を超える参加者が集まった。

大学人は,学会という場は半分(以上)は仕事的な部分があるわけだけど,現場の方々にとって「学会」は本当に主体的な場だ。(ある意味,無用の場,どうでもいい場と言える)

誰からも命令されていないのに学会費を払って自ら参加し,学会という場で発表し,学会誌に投稿し,(どちらかというと)批判的な感想,意見,コメントをもらう。(もちろん,勇気づけのコメントなどもたくさんもらうけど)

学会発表や学会誌掲載に講師料も原稿料ももらえない。

そこにあるのは,

  • 「研究」をしてみたい

  • 学級経営研究に取り組んでみたい

そういう熱い気持ちからだろう。

本当に頭が下がる。尊敬,尊敬,ただ尊敬……だ。


本日は,2人の話題提供者のもと,会を進行した。


お二人の発表はとても素晴らしく,「実践発表」「実践研究」としてモデルとなるようなものだった。その内容を「参加者」たちと意見を交わし合い,いかに「よりよい学会発表の内容に持っていくか」「論文にしていくとしたらどのような視点が必要か」話をすすめることができた。


私自身,みなさんのお話を伺いながら,しっかり研究を進めていけるようになりたいと考えた。

夏休みのこの時期,話題提供者にはこの日のためにずいぶんと自分の時間を使わせてしまった。参加者の皆さんは休みの午前中わざわざ集まってくださって感謝している。


「研究」を通して少しずつ,学級経営をよりよいものにしていこう。


日本学級経営学会,学会員募集しております。

情報を一方的に受け取るのではなく,互いに情報を共有し会える方,ご一緒しましょう。

研究者も実践者も,お待ちしております。


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