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執筆者の写真あべたか

第1回日本学級経営学会ビギナーズセミナー終了


5月のわたしにとって重要な2つ目のイベント終了。


わたしは,「学級経営を,学術的にどう研究するか」というタイトルで30分の時間をいただいた。


このイベントを考えた中心人物である山田洋一先生に,水面下で「ちょっとわたしには荷が重すぎます。別な人にしてもらうか,時間を短くしてもらえませんか」と交渉したところ,(直接は言われませんでしたが)共同代表なのだし,大学で仕事をしているのだからこのテーマで話せるのは当たり前。ちゃんとやりなさい!というメッセージをいただき,恥をかくであろうことを覚悟して今日を迎えました。


大きなハードルは2つ

  • わたしは,自分の話術の未熟さそして,参加者に自分ごととして考えてもらうために,長くお話ができないこと(わたしにとって,30分,話をし続けるということは難しいことなのです)。

  • 大学に籍をおき,それなりに年月は過ぎましたが,それでも,わたしにとって「学術研究」は難しく,業績,実績ともに他者に誇れるものはほとんど持ち合わせていないこと

からです。


昨日の土曜日は,他にもいろんなことをしたいのだけど,今日の30分のプレゼン作成のために,他のことがまったくできない始末。

まぁ,もがき苦しんで産み出したものを本日,話させていただきました。


もがき苦しんだかいがあったのか,本日の発表のあと,何人もの方から発表の感想を個人的にいただきました。主催者の方がとったアンケート集計をいただくようなことはあっても,わざわざ個人的に感想をいただくことってあまりなかったので,「響く方」には響いたのでしょう。

なんだか,それだけでもうれしく思います。


とはいいつつも,発表した後も,恥ずかしさは残っていました。

たぶん,今回は「ビギナーズセミナー」であり,本学会の特色から「学校現場」の方がほとんどの参加者であり,「学術」に関して未知の方々にとっては,わたしが話す内容を(学術の入り口に興味関心ある方にとっては)興味深く聞くことができたのかもしれません。

でも,大学内部にいる人間にとっては当たり前のことであり,むしろ,まだまだ学術の入り口でうろいろしているわたしあたりを見下ろして,「まだまだそんな視点でしか話ができないのか」と思う方も本日のわたしの発表を聞いて語る人もいるだろうということはわたし自身わかっているからです。


ですから,個人的に連絡をいただいてうれしいと同時に,やっぱり,ちょっと小っ恥ずかしいという感じでいました。


個人的に連絡をくださった松下崇先生に上のようなことを伝えたら,一言

「学術と現場を繋いでくださる方がいるということが本当にありがたいです。これからもよろしくお願いします。」

というメッセージを下さいました。


ああそうか。

確かに,わたしには絶対できないであろう「学術研究」をされる方はたくさんいるであろう。しかし,わたしの強みは,学術と現場の接点部分にいるということなのだ……と気付かされました。

いつもいつも,松下先生には「なるほど」という気づきをいただき,感謝です。


考えてみれば,本日のわたしの発表の中に,現場あってこその学級経営研究なので,既存の「学術」や「学会」の枠を超えた「学術」や「学会」を構成していきたいと語っていたわたしがいます。

それにも,かかわらず,発表後,下を向いていた……。


これこそが恥ずかしいです。

新しい動きを作ることで,新しい仲間がどんどんできています。

その仲間とともに,あたらしいものやことを創っていきます。楽しみます。



本日,本セミナーに参加してくださった皆さん,ありがとうございました。

企画してくださった,山田洋一先生,北の教育文化フェスティバルのみなさま,ありがとうございました。


共に前に進みましょう。






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